「空家をシェアハウスに!」なんて、最近よく聞くけど、そもそもシェアハウスってなんだろう?
シェアハウスとは―
シェアハウスは、リビングや台所、浴室などを共有し、各住人の個室をプライベート空間とする共同生活のスタイルである。もともと、ファミリータイプの2LDK – 4LDKや一戸建てを節約目的で複数人で賃借する発想から生まれた。近時、共通の趣味を持った入居者を事業者が募ったり、事業者が多様なサービスを提供するシェアハウスが誕生し、人気を呼んでいる。これらのシェアハウスは、従来の節約目的型のものと区別して「コンセプトシェアハウス」と呼ばれている。(ウィキペディアより引用)
なるほど、解かりやすい。個人的には、民泊はいろいろと問題がありそうですが、シェアハウスには将来性があり、貸す側にも借りる側にもメリットがあると思っています。大きな理由は3つ
理由1.賃料の坪単価をファミリーからシングルに近づけることができる。
簡単に言えば、戸建賃貸よりも坪単価が上がり、賃料収入が増えるということ。例を挙げるとこんな感じでしょうか。
シングル向け 7坪(23.14㎡)80,000円 坪@11,500円
ファミリー向け 40坪(132.23㎡)300,000円 坪@7,500円
このファミリー向けを6部屋のシェアハウスにすれば、70,000円×6部屋=420,000円で坪@10,500円に!つまり、ファミリー向けに1棟を貸すのに比べて、坪単価が3,000円も上がりました。ただし、あくまでも満室可動の場合の話であり、シェアハウスの方が改装工事等の初期費用や管理コストはかかってくるので注意が必要です。
理由2.少子化かつ無縁社会化が進むと、単身者がSNSよりもリアルなコミュニティに帰属したいと感じる人が増える。
どんなにSNSが便利になったとしても、やはり人間対人間のコミュニケーションに勝るものはありません。SNS依存症や恐怖症が多いといわれる20代30代の人こそ、一人暮らしではなくシェアハウスで暮らすという選択肢はアリなのだと思います。
理由3.コンセプトにより問題解決と希望を叶えることができる。
例えば、「地方出身なので東京に友達がいない」・「留学したいけど英語の会話力が弱い」という問題、「休日は海でサーフィンをして暮らしたい」・「週末は畑を借りてハーブを育てたい」等といった希望があるとします。このような問題や希望、通常の賃貸物件では”居住空間を提供するだけ”なので解決は難しいと思いますが、コンセプトシェアハウスであれば解決できるかもしれません。また、シェアハウスを提供する側にとっては、何かコンセプトを打ち出すことで、他との差別化を図りやすく、競争相手も少ないということも言えます。
それはさておき、弊社の「シェアハウス企画」進んでおります。リノベーション工事18日目の様子をご覧ください。
南向きで明るい日中の外観。一年半ほど空家だったので、左右の木が生い茂ってしまいました。
こちらは建物に向かって右側の通路。物干し台や洗濯機が置かれています。
1階の収納部屋があった場所は、棚を撤去して給排水管が設置されました。
和室兼リビングとキッチンは、畳と壁が撤去されました。外が明るいというのもありますが、以前より広く感じられます。
「じゃ~ん!」
あっ・・・ウチの子供です。
「2階へどうぞ~」
写真を撮っているとじゃまするもので、ココに入れちゃいました。(親バカ)
階段の上に洗濯機があるというおかしな状況ですが、2階の廊下部分に洗濯機が置けるかを検討中なのです。
2階北側の洋室、じゅうたんを剥がすと綺麗なフローリングが出てきました。
2階南側は間仕切りの位置を変え、床には給排水管を設置しました。
3階はまだまだこれからですが、階段を上がって正面にある収納部屋の扉を外しました。こちらにも給排水管が、ということは・・・
今回はここまで、また途中経過をご報告しまーす。