新宿二丁目はごみがいつも放置されていて、そこにはポイ捨てがされる。さらには外部から車で粗大ごみが持ち込まれている、という情報もよく聞かれます。
「この状況をいつまでも放置するわけにはいかない!」
今回、二丁目の新宿仲通り商店会により「いつ、どこに、どうやって」ごみを出すのかというルール周知を進めるため、「レインボーごみ袋大作戦」が決行されることになりました。
2019年4月28日㈰・29日㈪に開催される東京レインボープライド(28日はパレードが開催)に向けて、原宿の街はレインボーで彩られる。
かたや、新宿二丁目はごみだらけ・・・
でも、ごみがレインボーになれば、二丁目の街もレインボーじゃね?
てな感じで、大作戦の決行日は4月28日㈰に決定!
この企画を決めたのは2月末のこと、バタバタと準備に取り掛かりました。
4月17日㈬チラシを配布
まずは、新宿仲通りに面している建物、通りにごみ置場がある建物、約330件にチラシを配布しました。チラシの裏面には、「いつ→朝8時までに、どこに→地図の印のところに、どうやって→燃やすごみだけを」というお願いと、この地域のごみ出しルールが記載されています。
4月24日㈬カラーゴミ袋を配布
レインボーカラーのごみ袋6色が到着!こんな色のごみ袋が注文して次の日には届くなんて、すごい時代ですね。 1店舗につき袋2枚ずつ、チラシをホチキス止めして、実行委員5人で300部以上のホチキス止めの作業をしていると・・・
カラオケDAMの第一興商さんが、ホチキス持参で助っ人に来てくれました♪
毎日新聞(4月27日㈯)夕刊に掲載
この大作戦に注目していただき、なんと毎日新聞に掲載されました!人生で初めて新聞に載った私、新宿2丁目ネタであることを誇りに思います。
デジタル毎日の記事↓
新宿2丁目、すてきな場所に 多様性アピール 28日に6色のゴミ袋で
そして、4.28大作戦当日
この大作戦が成功すれば、この街が少しずつキレイになっていくんだろうなぁ。この日の朝、期待と不安が半分半分で4:30に起きてしまった私。朝5:30にとりあえず車を出し仲通りを通ってみると、カラーのごみ袋は全体の3割弱ほど・・・
まだ第1回だし、3割のお店が協力してくれただけでもいいじゃないか!と自分に言い聞かせ、逆に気合が入りました。
「本当の大作戦はこれからだな!」と。
この日、10:00の集合時間には、約20名の方が集まってくれました。45ℓのごみ袋130枚、70ℓのごみ袋40枚を使って「レインボーごみ袋大作戦」決行、その結果がこちら!
「ごみがアートになった」
普通のごみ袋をカラーごみ袋に入れ替える、それを色が重ならないように上に置いていく。実際はアート作りというより、「臭い物に蓋をする」ような作業でしたが、皆さん楽しそうなのが印象的でした。カラフルな光景を見ていると、気持ちが明るくなるのかもしれません。
今回は1日限りのレインボーでしたが、日頃からカラフルなごみ袋に分別して出そう、なんてのも面白いかも。そして、二丁目がキレイな街になるまで、「ごみ袋大作戦」は続けたいと思います。
最後に、準備の相談とデザインの協力を頂いた「どん浴」さん、二丁目の町会でも店舗の経営者でもないのに実行委員としてがんばってくれた方、毎日砲で一緒に激写されたゲンキさん、第一興商の方、仲通りの店舗の方、当日の大作戦にご参加いただいた方、そして、全面協力していただいた新宿東清掃センターの方、皆様に感謝致します。本当にありがとうございました。(新宿仲通り商店会 二村孝光)
★二丁目仲通りレインボーごみ袋大作戦ツイッター★