御苑バイパス(環状5の1)とは、現在ビックスビルなどがある御苑大通りが新宿御苑で行き止まりになっていますが、その明治通りの本線とされる部分を延伸させ、代々木方面へとつながる道路のこと。
こちらはオリンピックの2020年には開通するという話でしたが実現せず、ついに2022年12月3日に開通することが決定したそうです。
夕方の伊勢丹渋滞がやっと無くなる!ずっと待ってたんだから、開通前に見せてほしい!通りたい!
という思いが通じ、先日「宅建協会新宿支部」にて見学することができました。たくさん写真を撮りましたので、さっそくご紹介していきましょう。
内回り(代々木方面へ)
入口のガードが開かれ見学スタート!工事が完了したばかりの道路へ入ります。
入ってすぐ左にあるのが「落羽松(ラクウショウ)」というとても貴重な植物。私も新宿御苑で見た記憶があるのですが、落羽松は呼吸根というタケノコの様な根をニョキニョキと生やして、そこから呼吸をするという特徴があるそうです。
さらに進んだところから、後ろ向きに撮りました。歩道は結構幅もあり、新宿御苑が真横なので気持ちよくお散歩やランニングができます。
この建物はポンプ室。ポンプが3台(うち1台が予備)あり、排水槽に貯められた雨水等を下水道管へ排出するそうです。
外回り(新宿二丁目方面へ)
バイパス出口から渋谷方面へ明治通りを200メートルほど進み、新宿二丁目側へ戻るにはUターンしてトンネルに入ります。
真新しい表示がある入口まで来ると、急に空気がヒヤッとしてきます。
こちらには歩道がないので、歩くことができるのは最初で最後かもしれません。当たり前ですが、コンクリートがピカピカで気持ちよく、思わずぺたぺた触ってしまいました。
一番低いところにあるのが、こちらの排水溝。
さらには、道路の端にはスキマが開いており、ここが側溝の役割をしています。他にも、水位計を設置しており、ある程度水が溜まった場合にはトンネルの入口を封鎖するそう。水害対策が何重にもされていて安心です。
渋谷区と新宿区の境目表示がありました。特にトンネルは渋谷区の部分が大半なんですね…
492メートルのトンネルを下って上がり、往復50分くらいで元の場所へ戻ってきました。
気持ちのよいこの晴天の中で開通前の道路を歩くのが何よりも最高でした!来週土曜日以降、また開通後に車で通るのが楽しみです。
最後に
ご丁寧に説明と案内をしていただいた東京都第二建築事務所の方々、吉住はるお先生、渡辺清人先生、有意義な見学会が実現でき感謝いたします。ありがとうございました。