今日、ちょっと変わったお客さんがやってきました。
入って来た途端、突然、「この物件を申し込んでもらいたいのですが。」というのです。
「申し込みたい。」なら解るのですが、「申し込んでもらいたい。」とは?
その物件図面をよく見てみると、”中野新橋○○マンション”・・・?
私「中野新橋の物件は、弊社では取り扱ってませんけど・・・。何か理由があるんですか?」
お客「そうなんです、自分は水商売なのですが、水商売ではだめだと言われたので、勤務先を用意してくれるアリバイ会社を利用したのです。すると、そのアリバイ会社が不動産屋に知られていて、嘘がばれてしまったのです。私の名前ではもう借りることができないので、知り合いに契約者の名前を貸りて(その人を装って)申し込みがしたいんです。」
私「水商売の方がお部屋を探すのは大変だし、お気持ちも解りますが、本当の居住者ではないということを知りながら、この申し込みを元付業者に出すことをできません。また、契約時に顔写真付きの身分証明書が必要であり、それがないにしても知り合いの方は50代、あなたはどう見ても20~30代ですから、どうやってもこの申し込みは受けてもらえませんよ。」
お客「そうですよね・・・じゃやっぱりあきらめるしかないか・・・。」
と、お店を出て行かれました。
この方は、どうしてもここに住みたいという気持ちがあったし、話をしてても真面目そうでした。
”アリバイ会社を使った”、”契約者は自分ではない”と隠さないところからも、正直な方だと思います。
勤務先や契約者を偽って契約している水商売の方なんてけっこういるんですから。
あらためて、大家さんはなぜ水商売の方には部屋を貸したがらないのでしょう?
①収益が不確定な業種・職業等であるから。
②昼
③水商売をしている=だらしない、危な
水商売でも結局はその人次第です。
しっかりした人もいれば、だらしない人もいます。
プライドを持って水商売をしている人には、こういった偏見は気の毒でもあります。
そういう人には、時間がかかってでも、なるべく希望に近い物件に住めるように協力したいものです。
P.S.
わたくし、本日28歳の誕生日なのです。
今夜の予定は、整体→美容室・・・くやしいです!